「教科の個別性と横断」と社会構成主義
日本教師教育学会の研究促進・若手交流企画「教師教育の実践と研究」④ー教師の力量形成における教科の固有性と横断ー に参加。
教科横断的な…が求められている。
小学校教員は全科指導のため、教科横断的思考の素地はあるのだろうと思っていたけれど、教員養成課程の現状を伺うと、どうやらそれは怪しい感じだ。
中学以降は教科担任制になるので、教科横断というべきかも考え方のハードルは、小学校のそれよりも
高いように感じる。
「教科横断的な」とは何を指すのか、ということも問われた。
立場の違い(大学教員、小・中・高教員、その他…)もあり、言葉の定義そのものから問わなければならないような状況にもあった。
(一つのことを議論するには、これは当然起こることだと思っているので、そうした発言をしてくださった方に心の中で大きく拍手を送っていました)
そんなこんなで、いろんな立場の人が場を介して「教科の個性化と横断」についていろいろ話してみて分かったことは、
やはり社会構成主義的に基づく考え方の流れがきていることの現れであろうと。
人間が介在しているところでは、存在自体の影響により起こっている事象もあるわけで。
”一般的な“モノの見方、考え方に、少〜しずつだけれど変化が起こってきていることを実感した日だった。
深掘り、科学的立証が優位だった社会で生きにくかった私には、少しずつ生きやすい方向へ変化しているような気がしている。